越智学長㊧から学位記を受け取る小野さん

　広島大の卒業式が23日、東広島市の東広島運動公園体育館であった。12学部と13大学院研究科、1専攻科の3701人が巣立った。 【写真】希望を胸に3701人羽ばたく　広島大で卒業式（全5枚） 　学生と家族たち約3千人が出席。代表の文学部4年小野こゆきさん（22）たち3人が、越智光夫学長から学位記を受け取った。 　越智学長は、不安定な国際情勢や新型コロナウイルス禍の中で学生生活を送った学生に対し「未来に向かって果敢に挑戦して」と激励。薬学部4年の土田悠生さん（23）はコロナ禍が落ち着き「入学当初の不安が前向きな気持ちに変わった。大学院に進学後も化学物質の研究に取り組みたい」と決意を新たにしていた。 　会場の外は家族と写真を撮ったり、後輩から花束を受け取ったりする学生でにぎわった。先進理工系科学研究科2年の二木翔平さん（24）は「たくさんの人に祝ってもらった」と笑顔だった。 　中国地方5県の国立大では山口、島根、鳥取の3大学が22日までに卒業式を終えた。岡山大は25日にある。