9月18日の米国株式市場は小幅安で取引を終えた。連邦準備理事会（FRB）が17─18日に開催した連邦公開市場委員会（FOMC）で、フェデラルファンド（FF）金利の誘導目標を50ベーシスポイント（0．5％）引き下げたのが材料。利下げは4年半ぶり。神経質な展開の中、S＆P総合500種は利下げ発表後、一時約1％上昇。ダウ平均も利下げ発表後は買いが優勢になったが、その後下げに転じた。 米連邦準備理事会（FRB）が18日、通常の2倍となる50bpsの利下げ。この日の米株は神経質な取引の中、下落して引けた。 ダウ工業株30種、S&P500、ナスダックは0.25―0.35%下落した。利下げ発表後に一時、約1%上昇する場面もあった。 「ブラボー、パウエル議長、ブラボー！」 ウェルス・アライアンスのディトン社長はFRBの決定を歓迎。ただ、もっと早く利下げすべきだったと考えている。 「私はパウエルFRB議長の真の支持者だ。『FRBの薬は効いている』と言い続けてきたし、インフレ率も下がっている。 ただ、8月の利下げを強く望んでいたが、議長は見送った。 だから、もし今回25bpの利下げにとどまっていたら私は憤慨し、失望しただろう。 今回の50bpの利下げは完全に正しい動きであり、まだ始まったばかりだ」 市場は11月のFOMCで少なくとも25bpの利下げを織り込んでおり、さらに50bpの利下げが行われる可能性は約35%となっている。 低金利の恩恵を受けるとみられる小型株は上昇。ラッセル2000指数は一時2.4%上昇し、S&P500をアウトパフォーム。 金利上昇に圧迫されていた地銀も買われ、KBW地方銀行指数は一時3.5%上昇した。