井岡一翔対抗王者エストラーダ、もん絶KO負けで王座陥落「犯したミスは分かっている」
<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日(日本時間30日)◇米テキサス州フェニックス・フットプリントセンター 【写真】対戦相手とフェースオフするエストラーダ WBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)が王座陥落した。約1年半ぶりにリングに復帰し、元2団体(IBF、WBO)統一フライ級王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国)の挑戦を受け、7回KO負けで敗れた。4回に左アッパーからの左ストレートを浴びてダウンを許し、6回には右ストレートでダウンを奪い返した。しかし7回に左ボディーアッパーを浴びて2度目のダウンを喫し、もん絶しながら立ち上がれなかった。 ダウンの応酬の末に敗れたエストラーダは「自分が犯したミスはわかっている」と18年2月のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)戦以来、6年半ぶりの黒星を素直に認めた。ロドリゲスとの再戦条項を保持しており、年内に再戦する見通し。最後まで「再戦を楽しみにしている」と強気な姿勢を崩さなかった。勝てば、ライバルで対戦希望を受けていたWBA世界同級王者井岡一翔(35=志成)との統一戦が現実になりそうだったが、遠のいた。 22年12月、「ロマゴン」こと元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(37=ニカラグア)との3度目対決を制して以来、18カ月ぶりのリング復帰だった。44勝(28KO)3敗の実績を誇るが、長期間のブランクが不安視されていた。