MUFG、インド最大手銀ノンバンクに2600億円出資協議-関係者
邦銀によるインド事業を巡っては、三井住友フィナンシャルグループが21年にノンバンクのフラトン・インディア・クレジット・カンパニー(現SMFGインディア・クレジット・カンパニー)を約2200億円を投じて子会社化すると発表。今年3月には約1000億円を追加出資し、完全子会社化した。みずほフィナンシャルグループも2月にノンバンクへの出資を発表している。
MUFGは、インドでデジタル融資を手掛けるDMIファイナンスに約300億円出資しているものの、一定規模を伴った投資案件の発掘を課題としている。関係者の一人は、MUFGにとってインドでの大型出資は同社のアジア戦略における大きな「ミッシングピース」だと語る。出資が実現すれば、インド最大手の金融機関が持つ強固な収益基盤を取り込むことができる。
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--取材協力:浦中大我、Preeti Singh.
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Hideki Suzuki, Taro Fuse