5年ぶり出場の敦賀気比「つなぐ野球意識」 第93回選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会の選考委員会が29日、オンラインで開かれ、敦賀気比(福井)の5年ぶり8回目の出場が決まった。 【センバツ出場校決定】運命決めた選考の様子 昨秋の北信越大会を制した敦賀気比だが、主将の大島は「目立った選手がいない」と話し、チームは粘り強さとつなぐ意識を信条とする。選手たちは低く速い打球を飛ばす意識で練習を重ねてきた。 成果を発揮した北信越大会では、準々決勝で八回に3点差を追いつき、準決勝でも九回2死から大島が一、二塁間を破る同点適時打を放ち、2試合連続で延長戦を制した。大島は「苦しい試合を勝ち抜き、自信が深まった」。中軸の前川も「強みであるつなぐ野球を意識し、センバツまでに打撃面をさらに向上させたい」と意気込んだ。【大原翔】