「勝ちに飢えた若手ホープ」真鍋智寛がPIST6初登場 S級昇格後は白星なし「思っていた以上に壁にぶち当たっている」
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「フォースクォーター・ラウンド36」が2日に初日を迎える。初出場の真鍋智寛(25歳=121期)に話を聞いた。 今期S級に昇級した真鍋智寛。初っぱなから和歌山記念で9車立てを経験し、その後は岐阜を走り「最初は手こずると分かってはいたけど、思っていた以上に壁にぶち当たっている…」と意気消沈。そんな勝ちに飢えているホープがPIST6の初登場。 名門・鹿屋体育大出身で、アマチュア時代から短距離種目で全国トップクラスの実績を誇る。 「種目はスプリントとチームスプリント、たまにケイリンもやっていた。ただ、250バンク自体が養成所以来だし、レースは大学以来なので緊張します」と競技ブランクを不安視。 「カーボンフレームには普段の練習で競輪のフレームと半々ぐらいで乗っているし、全く乗っていないわけじゃない。PIST6の映像は少し見てきたけど、走ってみないと分からない部分はある。でも、どの辺りから仕掛けた方が良いのかイメージは湧いたし、勝ちを狙って戦いたいと思います」と意気込んだ。 タイムトライアルは10秒410、全体3位。 「怖かった(苦笑)。少しカントに恐怖心があって、もう少し慣れが必要。それにライン取りのアドバイスを荒川仁君もらったけど、上手くいかなかった。慣れたらもう少し良くなるはずです」とまだまだポテンシャルは未知数。 走るごとにバンクへ順応できれば、明るい笑顔で表彰台の真ん中に立つ真鍋が見られそうだ。(アオケイ・八角記者)