道議会超党派が制定目指す カスハラ防止条例案まとまる
客が理不尽な要求をするカスタマーハラスメント。防止に向け、道議会が制定を目指している条例案が分かりました。 条例案は、道議会の最大会派「自民党・道民会議」がことし6月に示した素案をたたき台に超党派で検討しました。 実効性を担保するため、知事に対して、カスハラ防止に関する取り組みを道議会に毎年報告するよう義務づけているのが特徴です。顧客によるカスハラを禁じるほか、事業者には対策の実施を求めます。罰則規定は設けません。 自民案には当初、暴言などカスハラに当たる例を列挙していましたが、例示以外の行為がカスハラに該当しないとの誤解を生みかねないとして条例案からは削除しました。 条例案は詳細を詰めた上で、11月から始まる予定の定例道議会に提案し、年内の制定を目指すとしています。