なでしこ、初の五輪頂点へ。池田太監督「金メダルを目指す」「最終メンバーは2日前に決断」。主将は熊谷紗希に
JFA(日本サッカー協会)は14日、パリ五輪女子サッカーに臨むなでしこジャパン(日本女子代表)の最終メンバー18名を発表した。池田太監督が会見で選考基準や五輪への抱負を語った。 パリ五輪2024女子サッカー競技 試合日程・結果・組み合わせ・順位表 東京五輪でのベスト8敗退からパリ五輪で初の金メダル獲得を目指すなでしこジャパン。池田監督のチームは、2011年ワールドカップ(W杯)優勝以来の世界制覇に向けて、熊谷紗希(ローマ)や長谷川唯(マンチェスター・シティ)、清水梨紗(ウェストハム)ら主力を順当に招集した。 池田太監督は選考について、「中2日でタフな試合が続きます。その中での選手起用をスタッフを含め想定しました。これまでの活動の中や試合外でもテストし、システムも含めて各選手の(様々なポジションでプレーできる)ポリバレント性も考えて構成しました」と、18名という少ない登録枠でも補完しきれるメンバー構成だと強調した。 メンバー選考の基準については、「(バックアップメンバーを含めた)22名のくくりで戦いたいです。一人一人、力が出し切れる選手。中2日で戦う五輪でタフさも求められる。グループ、チームとして戦い抜けるタフさと積み上げてきたものを重視しました。自分の力、仲間の力も引き出せる。あとはチームのために献身的に動ける選手です」と語った。 また、最終的なメンバー選考時期については、「手続き上のこともあるので、2日前にチームスタッフミーティングを経て、私自身が最後の決断をしました」と、12日時点で決定したことを明かした。チームの主将については「このチームを引っ張ってきた熊谷選手にまとめてもらいたいです。彼女の経験はチームにとって大きな財産。年齢に関係なくコミュニケーションを取って引っ張ってもらいたいです」と、引き続き熊谷にキャプテンを託すことを明かした。 そして、五輪に向けた抱負として、「戦うならば頂点を目指そうと選手たちと話しています。グループステージも厳しいですし、決勝トーナメントでも強豪と戦うことになります。まずは1試合1試合を戦って、金メダルを目指したいです」と頂点を見据えた。