敵地で豪快弾を放った巨人・岡本和真

　巨人の主砲がようやくお目覚めだ。27日のDeNA戦（横浜）の2回、不動の4番・岡本和真内野手（27）に先制4号ソロが飛び出し、2―1で巨人が勝利した。 【動画】チームを勢いに乗せる岡本の4号アーチ 　2回の第1打席だった。背番号25は相手先発・ケイの初球150キロ直球をフルスイング。ドンピシャリの当たりが左翼席に突き刺さった。 　4月12日広島戦（東京ドーム）以来13試合ぶりの主砲の号砲。勢いに乗ったチームはさらに無死一、三塁で大城卓の中犠飛で追加点を奪った。岡本和は「打てて素直にうれしいです。先制点がとれてよかったです」と振り返った。 　開幕から好調を維持し、一時はセ・リーグ3冠王となったが徐々に調子を落とした。4番の不調に合わせるようにチームはこの日で13試合連続3得点以下と球団ワースト記録を更新した。 　阿部監督は「（本塁打が）いいきっかけになればいいかな。やっぱり点が入ってないし、4番だし。『自分が何とかしないと』っていうのが強く思い過ぎて。それだけ責任感を感じてやってくれてるんで、うれしいですよ」とうなずいた。 　投げては主砲の援護を受けた先発・横川が5回3安打無失点の好投。救援陣が1失点で踏ん張り左腕に今季初勝利がついた。 　チーム全体が目覚めるにはもう少し時間が必要。それでも岡本和は「（打撃の調子は）落ちてますよね。試合に出る以上、何とかしないといけないので、ここからまた頑張りたい」と前を向いた。