造園組合14人が〝自慢の庭〟 新山口駅で初のトロ舟ガーデンコンテスト【山口】
日本造園組合連合会の県支部青年部が主催する第1回トロ舟ガーデンコンテストが、JR新山口駅の南北自由通路で開かれている。13業者の14人が、セメントをこねるときなどに使うトロ舟に作り上げた〝自慢の庭〟を出展している。11日まで。 造園業者の庭作りに関するデザイン性や表現力をアピールしようと企画した。幅90㌢、奥行き60㌢、高さ20㌢のプラスチック製のトロ舟を使い、大きさに上限を設けて〝庭園〟を構築した。 さまざまな樹木、小道具などを使い、枯れ山水のような和風から、深い森の奥にたたずむ小屋をイメージしたイングリッシュガーデン風まで、多様な趣の作品が並び、同通路を行き交う旅行者らの多くが、足を止めて見入っていた。9日まで人気投票と簡単なアンケートを実施している。 青年部事務局長の波多野賢博さん(35)=岡部造園社長=は「市民が庭に抱くイメージや好みの傾向を知りたい。抽選で東京ディズニーリゾートのペアチケットなど豪華賞品のプレゼントもあるので、ぜひ投票を」と呼び掛けている。 家族を出迎えに同駅を訪れた若宮町の山中義明さん(81)は「小さなスペースでも創造性に富んでいて面白い」、妻の明子さん(78)は「個性豊かな作品ばかり。どれに投票するか迷う」と話した。 コンテスト終了後は、価格が折り合えば、作品をそのまま購入することもできるという。