NGT48三村妃乃が舞台「けものフレンズ」に出演「原作にある役をどう舞台に落とし込むかというのが楽しみ」
2024年11月8日(金)~17日(日)、「品川プリンスホテル クラブeX」にて上演される舞台「『けものフレンズ』JAPARI STAGE!~きみのあしおとがまたきこえた~」にNGT48の三村妃乃さんが出演する。これから稽古に臨むという彼女に出演にあたっての意気込みを聞いた。 【写真】「けものフレンズ」に出演するNGT48三村妃乃が意気込みを語った ――出演が決まったときの気持ちから教えてください。 今までキッズミュージカルには出演したことがありましたが、原作がある2.5次元の実写化の舞台への出演は初めてです。「けものフレンズ」のアニメ1期をリアルタイムで見ていたぐらい好きだったので、お話をいただいたときはすごくうれしかったですね。 ――タスマニアデビルを演じるんですよね。 タスマニアデビルを知らなかったので、すぐに調べました。哺乳綱フクロネコ形目フクロネコ科でコアラと同じく有袋類の仲間なんです。肉食動物だけどすごくちっちゃくて顔がかわいいんです。でもけっこう怖い鳴き声だそうで、すごい叫ぶらしいんです。 そんなフレンズになっているタスマニアデビルを演じることになるので、どんな感じになるのかワクワクしてますね。いろいろ調べて原作の部分を自分なりに再現しつつ、ちゃんと舞台のタスマニアデビルを演じようと思っています。 タスマニアデビルという原作にある役をどう舞台に落とし込むかというのがすごい楽しみですね。せっかく任せていただいたからにはちゃんといいところを引き出しつつ、自分も表現できたらいいなと思ってます。 原作では、天真爛漫というか、何に対しても好奇心旺盛、でもちょっと抜けてるところもあって憎めない、けっこう周りに攻撃的なキャラクターなんです。口調も含めて愛されるキャラクターなので、いつもメンバーに対してツッコミとかお姉さん役をやることが多い私とは全然違うキャラクターなので、どうやって演じていこうかなっていう感じです。 似ているところは全然ないかもしれません。今まであまりこういう自分とめっちゃ逆みたいなキャラクターをやることがなかったので、この舞台を通じて壁を越えられるかどうかを自分でも楽しみにしつつ、頑張りたいなと思ってます。 ――「けものフレンズ」には女性の出演者が多いですよね。 はい。NGT48卒業生の安藤千伽奈ちゃんがいるのですごい安心感があるというか、ちょっとほっとしています。 ――話は変わりますが、念願の地元のイベントに参加されたそうですね。 ご縁をいただきまして、私の地元・埼玉県伊奈町で「ヤングケアラー・若者ケアラーを知る会」に市民の皆さんとともに勉強する側として参加しました。子どもたちがご家族の介護とかをやらなくちゃいけなくて、学校とかにあんまり行けなくなったりする問題自体をヤングケアラーというんですけど、それについて当事者の方にもお越しいただいて、みんなで勉強しようという会でした。 かなり難しい内容でしたが、皆さんがすごくわかりやすく説明してくださるので、私も1勉強者として、リアクションできる感じで楽しく参加させていただきました。地元でのイベントをずっとやりたかったので、こういう機会をずっと考えてくださった自治体の担当の方に感謝しています。もっと地元でも活動できたらうれしいなって思います。 ――NGT48の中でどんな存在として活動していこうと思っていますか。 私は歌うことがすごく好きで、48グループ全体としても「歌唱力No.1決定戦」にも毎年参加させていただき、少なからず結果を残すことができているので、このことをグループに還元できるようにもしていきたいです。 10枚目シングルの選抜は落ちてしまいましたが、こうして「けものフレンズ」出演の機会をいただき、私にもできることがあると思うと、NGT48だからこそできることをいろいろ使って挑戦していきたいなという気持ちが、7年目の今としては一番大きいです。 ――最後にファンの皆さんにメッセージもらえますか。 NGT48として活動を始めて7年目になりますが、7年目でもこうして新しく2.5次元舞台に挑戦させていただけたりだとか、地元のお仕事に初挑戦させていただけたりだとか、まだまだフレッシュに頑張れる部分がたくさんあると思っています。これからもアイドルとして歌って踊ることはもちろん、NGT48のいいところとか、見てほしい部分を先輩として大放出できるようにいろいろ頑張れたらなって思っておりますので、今後ともぜひ見守っていただけたらうれしいです。 撮影・取材・文=野木原晃一