見事な決勝点でベトナム撃破に貢献。中村敬斗のミドルシュートは「体に染みついているものを出した」|AFCアジアカップカタール2023
【サッカー日本代表・ニュース】日本代表MF中村敬斗は14日、逆転勝利に終わったベトナム戦を振り返った。
苦しい戦いだった。先制には成功したものの、セットプレーからベトナムの2つの失点を献上。一時は逆転を許した。それでも南野拓実がこの日2点目となるゴールで追いつくと、前半アディショナルタイム、中村が見せた。左サイドからカットインすると右足を気持ちよく振り抜く。綺麗な弧を描いたシュートはゴール右に決まった。 「振ったら入った感じ。パスをもらった時に、振ろうかなと思っていて。僕に限らず、必ずどの選手にも2枚以上来ていてかなりコンパクトでカウンターを狙っていた。相手のやりたいことが明確で手ごわかったけど、ああいうシュートを決められて良かった」 見事な決勝点だった。「力を入れ過ぎないで重心を乗せて、体に染みついているものを出した」。日本代表で高い決定力を叩き出している中村は、自身のシュートについて説明した。 「受ける前に、ここで受けたらと考えていた。それでうまくいく例もあまりないけど、今日はハマって良かった。多少後ろでも腰をひねったら持って蹴る自信はある。シュートモーションを幅広くできるのは武器だと思う」 この調子の良さを継続することで、さらに結果を残していけるか。今後の中村の活躍に期待したい。