読売新聞

　福岡県教育委員会は17日、県立高校の2025年度の入試要項を発表した。 【一覧表】福岡県の2025年度公立高校推薦募集定員

　全日制の推薦入試は、中間、太宰府、福岡農、糸島の4校が募集を取りやめて計67校になる。募集人数は4245人程度で、定員の19・3％となる見込み。中学校長の推薦が不要の「特色化選抜」は、戸畑工と水産が新たに募集する一方、八幡、八幡南、八女が取りやめて計63校となる。

　このほか、不登校の生徒が対象の「長期欠席者特例措置」を新たに全校で実施する。中学3年次の欠席日数が、12月末時点で70日以上であることなどが条件で、3年次の評定を判断基準に加えずに学力検査や面接などで合否を決める。

　県立高の定員割れを防ぐため、門司学園、若松商、柏陵、ありあけ新世、福島の5校と三井の福祉教養コースを新たに第2志望校制度の対象校に拡大する。

　推薦入試と特色化選抜の日程は、願書受け付けが来年1月22～28日、面接などの試験が同1月30、31日、選考結果通知が2月5日。一般入試の日程は、願書受け付けが来年2月7～17日、試験が同3月5日、合格発表が同3月17日。