「残念な1日でした」 西郷真央は最終日に崩れ逆転ならず…畑岡奈紗は日本勢最上位の12位フィニッシュ
ネリー・コルダと同組で回った西郷真央「勉強になることはあったけど…」
◆米国女子プロゴルフ <コグニザント・ファウンダーズカップ 5月9~12日 アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州) 6656ヤード・パー71> 【動画】思わず見とれる渋野日向子の“美しい”アイアンショットをスローモーションで これが実際の映像です
西郷真央は追い上げならず、スコアを落として29位タイに終わった。 米女子ツアー「コグニザント・ファウンダーズカップ」最終日、首位と12打差ながら6位タイからの追い上げと2試合連続トップ10入りを狙った西郷だったが、朝から降る雨と寒さが影響したのか、ウエットなコースの中で思うようなプレーができない。 出場5試合連続優勝でポイントレースを引っ張るネリー・コルダ(米)との2サムという気合の入る組み合わせ。2番で1メートルを沈めるバーディーを決めたが、3番、5番でボギー。後半も3つボギーを叩いてスコアを4つ落とし、通算3アンダーでフィニッシュ。順位を大きく落としてしまった。
「今日は朝の練習場からショットの調子が良くなくて、18ホールずっとパットでもしのげず残念な1日でした」と唇をかむ。コルダとのラウンドにも「勉強になることはあったけど、自分のプレーに集中するのが一番だと思った」と余裕がなかったことを打ち明けた。 次週の「みずほアメリカズ・オープン」はウエイティングで、今大会でトップ10に入れば出場できたがマンデーから挑むことになる。 対照的にコンディションが難しくとも実力を発揮したのが畑岡奈紗だ。通算3アンダー22位タイからのスタートで、1番、3番とボギーが先行したが、パー3の6番で右から傾斜を使って1メートルにピタリと寄せ、バーディーを奪って流れを変えた。続く7番も4メートルを沈めて連続バーディー。 バックナインの出だしは苦しい中パーを重ねて、13番から3連続バーディー。3つスコアを伸ばして通算6アンダー。12位タイに順位を上げて大会を終えた。 「今日はボギーが先行してなかなか厳しい状況だったんですけど、何とか前半イーブンまで戻すことができた。後半もパー5で狙って池に入れたりピンチが続いたけど、12番までいいパーセーブができて3連続バーディーにつながったのは良かった。ショットの調子は70点くらいをずっとキープしているので、後はグリーン上でチャンスを生かして、いいゴルフができればと思います」 明るい表情でそう口にし、次週以降への期待が高まる。