「中村仲蔵」開幕、歌舞伎俳優役の藤原竜也「未知のものに挑戦していく気概を持ち続けたい」
藤原竜也が主演を務める舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」が、本日2月6日に東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で開幕する。 【動画】舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」プロモーション映像(ナレーション:神田伯山)(他21件) 源孝志が脚本、蓬莱竜太が演出を手がける「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」は、江戸時代中期に実在した破天荒な歌舞伎俳優・中村仲蔵の、波乱万丈な人生を題材にした物語。劇中では、厳しい階級制度の江戸歌舞伎界で、仲蔵が努力と才覚と不屈の精神で大スターへとのし上がるさまが描かれる。仲蔵役を藤原が務めるほか、出演者には初代市川八百蔵 / 酒井新左衛門役の市原隼人、中村伝蔵役の浅香航大、コン太夫役の池田成志、四代目市川團十郎役の高嶋政宏らが名を連ねた。 開幕に際し藤原は「中村仲蔵という役者が生きた歌舞伎の世界とどう向き合うのか、稽古序盤は何もかもが手探りでした。昔、蜷川幸雄さんが待つ稽古場に向かう時の吐きそうな不安と緊張感が久々に甦ったくらいです」と明かしつつ、「仲蔵のように光り輝く一本の道をまっすぐに歩く人生でありたいという願いを持ちながら、未知のものに挑戦していく気概を持ち続けていたいです。ようやく初日を迎えられてお客様の前で表現させてもらえることが、僕としても嬉しい限りです」と観客にメッセージを送った。 東京公演は2月25日まで行われ、本作はその後29日から3月1日まで広島・広島文化学園HBGホール、7日から10日まで愛知・御園座、15日から17日まで宮城・東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)、22日から24日まで福岡・キャナルシティ劇場、27日から31日まで大阪・SkyシアターMBSでも上演される。 ■ 藤原竜也コメント 中村仲蔵という役者が生きた歌舞伎の世界とどう向き合うのか、稽古序盤は何もかもが手探りでした。昔、蜷川幸雄さんが待つ稽古場に向かう時の吐きそうな不安と緊張感が久々に甦ったくらいです。でも稽古を重ねるうちに、芝居の根本部分は何も変わらないということがわかってきました。歌舞伎の所作などについて出来る限りの努力をするのは当然としても、歌舞伎だからと構えすぎず、自分がいつも演劇と向き合う姿勢で、稽古に臨んできました。 仲蔵のように光り輝く一本の道をまっすぐに歩く人生でありたいという願いを持ちながら、未知のものに挑戦していく気概を持ち続けていたいです。 ようやく初日を迎えられてお客様の前で表現させてもらえることが、僕としても嬉しい限りです。 ■ 舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」 2024年2月6日(火)~25日(日) 東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) 2024年2月29日(木)~3月1日(金) 広島県 広島文化学園HBGホール 2024年3月7日(木)~10日(日) 愛知県 御園座 2024年3月15日(金)~17日(日) 宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館) 2024年3月22日(金)~24日(日) 福岡県 キャナルシティ劇場 2024年3月27日(水)~31日(日) 大阪府 SkyシアターMBS 脚本:源孝志 演出:蓬莱竜太 □ キャスト 中村仲蔵:藤原竜也 初代市川八百蔵 / 酒井新左衛門:市原隼人 中村伝蔵:浅香航大 志賀山お俊:尾上紫 中村伝九郎:廣田高志 七代目中村勘三郎 / 中村任三郎:植本純米 瀬川錦次:古河耕史 蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生 金井三笑:今井朋彦 コン太夫:池田成志 市川團十郎:高嶋政宏 原川浩明、木津誠之、稲葉俊一、丸川敬之、永澤洋、草なぎ智文 パーカッション:萱谷亮一、奥田真広 ※高嶋政宏の「高」ははしご高、草なぎ智文の「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記。