コスプレ世界一決定戦への出場をかけて 日本代表選考会の中部予選が開催/愛知
「世界コスプレサミット2014」の日本代表を決定する中部予選が、5月17日(土)に刈谷あいおいホールで開催され、「ドラゴンボールZ」のコスプレを披露したチーム「Seeker(シーカー)」が中部代表に選ばれた。 中部予選に出場したのは書類選考を突破した「Seeker」、「大連立(だいれんりつ)」、「Barn!(バーン)」の3チーム。それぞれ、「ドラゴンボールZ」の「トランクス」と「人造人間17号」によるバトルアクション、ペーパークラフトで再現した「仮面ライダー鎧武」と「仮面ライダーディケイド」によるダンス、「ローゼンメイデン」の「真紅」と「雪華綺晶」による寸劇を披露。MCの横井三千さんも「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクター「真希波・マリ・イラストリアス」のコスプレで登場し、会場を盛り上げた。
優勝したのは、ニコニコ代表選考会、アニメイト予選からのリベンジを果たすべく出場した「Seeker」。類いまれなアクションと、前回予選敗退から学んだブラッシュアップが評価された結果となった。同チームは「練習を重ねてきて、努力をしてきてよかった。それに尽きます」と喜びの気持ちをコメント。「次も勝ちに行きます」と、今後の意気込みも十分の様子だ。 優勝チームには、ブラザー工業株式会社より電子ミシンA38-CGが授与され、ローゼンメイデンの本格的なコスプレを披露した「Barn!」にはウィッグ賞として、ウィッグが贈られた。
■名古屋で今夏開催!世界コスプレサミット 2003年に名古屋で始まった「世界コスプレサミット」は、日本の漫画・アニメ文化を通じた国際文化交流を目的としたイベント。年々参加国が増え、第12回を迎える今年は7月26日(土)~8月3日(日)に開催予定。22ヵ国が参加する。「読む」「見る」を越えて「なりきる」という楽しみとして世界の若者を夢中にさせるコスプレは、新しい国際交流の形として広がりを見せている。 コスプレイヤーたちが目指すのは、同イベント内で8月2日(土)に開催される世界コスプレサミットチャンピオンシップ。各地で行われる予選会を突破した22ヵ国の代表チームが名古屋に集結し、世界一のコスプレイヤーがここで決定する。
今回、中部代表に選ばれたチームをはじめ、関東、関西など5つの予選の代表チームは、6月29日(日)に東京STAR RISE TOWERで開催される国内決勝戦へ。そこで見事勝ち抜いたチームが日本代表として、ようやく世界コスプレサミットチャンピオンシップへの切符を手に入れることができる。 各国では代表を決める選考会の真っ只中。コスプレの聖地・名古屋を目指して、コスプレイヤーによる熱戦が世界22ヵ国でいま繰り広げられている。