バーレーン代表監督は何者?サッカー日本代表と今夜対戦。5年前日本に完敗…。再戦に燃えるスペイン人【アジアカップ2023】
サッカー日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023・ラウンド16でバーレーン代表と対戦する。同国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでのバーレーンでの戦績はどんなものだったのだろうか。日本代表の初戦の相手であるバーレーン代表の指揮官を紹介する。 【画像】日本代表、バーレーン戦の予想フォーメーション バーレーン代表を率いるのは、アルゼンチン出身のフアン・アントニオ・ピッツィ監督だ。現役時代はバルセロナやバレンシア、ポルトなどでプレー。スペイン国籍を取得後はスペイン代表にも選出され、1998年のフランスワールドカップにも出場している。 現役引退後の2005年2月にアルゼンチンのCAコロンで監督としてのキャリアをスタートさせた。だが、シーズン開幕から3連敗となり、わずか2週間で解任という苦い経験をしている。また、2006年4月にペルーのウニベルシダ・サン・マルティンの指揮官に就任するも、同年11月に解任となった。 その後、ペルーやチリ、アルゼンチンのクラブで指揮を執り、2013年12月にバレンシアの監督に就任。監督としての道を歩んで来てから初めて欧州5大リーグのクラブで指揮することとなった。2013/14シーズンはリーグ戦で8位に終わり、シーズン終了後に退任している。 2016年1月にチリ代表の監督に就任すると、同年のコパ・アメリカで優勝に導く。だが、ロシアワールドカップ出場を逃して辞任。2017年11月にサウジアラビア代表監督に就任している。2018年のロシアW杯で同国代表を率いるも、グループリーグ敗退に終ってしまう。また、2019年のアジアカップではサウジアラビア代表の監督として日本代表とラウンド16で対戦し、0-1で敗れた。 バーレーン代表では昨年9月から指揮を執っており、ここまで9戦5勝1分3敗の成績を収めている。4バックを主に採用する監督で、背番号10のカーミル・アル・アスワドをトップ下に置く4-2-3-1が基本フォーメーションだ。今大会では初戦の韓国代表戦で敗れるも、1位でグループリーグを突破。短期間でチームを作り上げ、決勝トーナメントに導いてきた。奇しくも前回大会と同じラウンド16で日本代表と対戦することとなり、指揮官はリベンジに燃えていることだろう。
フットボールチャンネル編集部