鴨川で自主トレ開始 千葉ロッテの田村龍弘・佐藤都志也捕手(千葉県)
鴨川市太尾の同市総合運動施設で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの田村龍弘捕手(背番号27)と佐藤都志也捕手(同32)の2選手が、自主トレーニングを行っている。25日までで、同市スポーツ振興課では「ぜひ、スタンドから選手に声援を」と呼び掛けている。 同球団は、令和元年まで秋季キャンプを同市で行っていたが、コロナ禍の影響で中止に。これを受けて同市が、「自主トレーニングの地に」と案内をしたところ、田村捕手から連絡があり、実現した。 両選手は「鴨川は気候が良く、自主トレーニングに適している。食べ物もおいしい」と、同市を選んだ理由を語った。 12日は、午前は野球場で打撃練習、午後は文化体育館で守備練習を行った。守備練習では、多くのファンが2階のギャラリーから声援を送る中、ホームベース付近でバウンドしたボールを体で止める「ストップ」の練習に約1時間、汗を流した。 練習終盤には、両選手がファンに声を掛ける場面も見られた。館山市から妻と足を運んだ宇山拓也さん(30)は、田村捕手から指名され、脚力トレーニングに参加。まさかのサプライズに、ファンからは歓声が上がった。 宇山さんは「まさか一緒にトレーニングができるとは思わなかった。しんどかったけど、貴重な体験をさせてもらえてうれしかった」と、興奮冷めやらぬ様子だった。 田村捕手は「シーズンはすでに始まっていると考えている。開幕と同時に良いスタートを切って、活躍したい」と意気込み。 一方の佐藤捕手は「昨年は2位だったので、今年は優勝したい。田村捕手と二人三脚で頑張っていきます」と熱く語った。 鴨川のファンに向けては、「ぜひマリンスタジアムに足を運んで応援してほしい。鴨川から来たと言ってもらえたらとても心強い」と、メッセージを送った。