日本版バロンドールは誰? 23/24、日本人活躍度ランキング2位。市場価値が32億円上昇!? 世界最高峰に上り詰めた男
2024年のバロンドール受賞者が、28日に発表される。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2023/24シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回、フットボールチャンネルではクラブとサッカー日本代表での成績をもとに独自のランキングを作成した。トップ10を順位ごとに紹介する。※スタッツは『transfermarkt』を参照。
2位:伊藤洋輝 生年月日:1999年5月12日(25歳) 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:26試合0得点2アシスト(シュトゥットガルト) 伊藤洋輝は、2023/24シーズンにドイツのシュトゥットガルトで活躍し、チームのブンデスリーガ2位フィニッシュに貢献した。 2021年夏にシュトゥットガルトに加入した伊藤は、年々チームでの存在感を強めた。2023/24シーズンはシーズン序盤に主に左サイドバックを務め、その後、チームが3バックに変更してからも主力としてプレーを続けた。シュトゥットガルトのリーグ戦の失点数は、優勝したレバークーゼンに次ぐ2位タイであり、守備の堅さがチームの躍進に大きく影響した。 ブンデスリーガのシーズンベストイレブンなどには選ばれていないものの、『transfermarkt』の市場価値は2023年6月に1000万ユーロ(約16億円)だったものが、1年間で3000万ユーロ(約48億円)に上昇した。ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンが、2350万ユーロ(約37.6億円)の移籍金を投じて獲得したことも、伊藤の評価の高さを示している。 シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は以前から伊藤の能力を高く評価しており、「彼は素晴らしいDFで、将来的にはヨーロッパのトップクラブに行けるだけの力がある」とリーグ公式サイトで称賛していた。監督の言葉通り、伊藤は大きな飛躍を遂げることになった。 バロンドールは伝統的に攻撃的な選手が受賞することが多いタイトルだが、2023/24シーズンにおいて、伊藤が日本人選手の中で屈指の活躍を見せたことは間違いない。
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