吉田正尚のトレード説を米報道も…前回は誤情報 右の大砲狙うRソックスの新標的は通算341発男か
米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は24日(日本時間25日)、レッドソックス・吉田正尚外野手がトレードされる可能性を指摘した。 同サイトによると、レ軍は通算200本塁打の三塁手、R・ディバース内野手のポジション変更について球団内で協議されているという。ディバースが一塁かDHに移った場合、三塁には通算341本塁打を誇るカージナルスのN・アレナド内野手をトレードで獲得することを画策している模様だ。 三塁守備の指標が良くないディバースの一塁コンバート案はこれまでも現地報道などでされてきたが、球団内でも検討が始まったとみられる。しかし、ディバースは三塁にこだわりがあり、レッドソックスの一塁には昨季24本塁打で24歳のT・カサス内野手がいる。そのため、同サイトは「(3年5560万ドル=約85億6500万円の契約が残る)吉田正尚をベンチに追いやるか、ロースターから完全に外すかして、ディバースをDHで起用する必要がある」とした。 今季31本塁打のT・オニール外野手がFAとなり、レッドソックスは右の強打者獲得が優先事項で、今季ドジャースの世界一に貢献したT・ヘルナンデス外野手らにも関心を示している。ただ、外野よりも手薄な内野に右の大砲を加えたいことは確かで、アストロズからFAのA・ブレグマン内野手、ブルワーズからFAのW・アダメズ内野手の獲得にも興味があるとされている。 吉田を巡っては今年1月にも「層の厚い外野陣は整理対象になり得る」と現地報道があったが、米球界関係者が「間違った情報だ」とトレード説をすぐさま否定していた。今季はキャンプ中から右肩痛に苦しんだ吉田は10月に右肩関節唇の修復手術を受けた。渡米2年目は108試合で打率2割8分、10本塁打、56打点だった。
報知新聞社