YOASOBI『文藝×monogatary.comコラボ賞』大賞作品を楽曲化! リクルートとのタイアップソングに決定
■YOASOBIからのコメントやプロジェクトのティザー映像が見られるWebサイトもオープン! 【画像】選考委員長をつとめた金原ひとみ(作家) YOASOBIの生まれ故郷でもある小説投稿サイト「monogatary.com」で2023年実施されたコンテスト『文藝×monogatary.comコラボ賞』の結果が2月28日に発表され、有手窓著『白山通り炎上の件』が大賞に輝いた。 そしてこの小説を原作に、YOASOBIが新曲を制作することが決定した。 芥川賞作家の金原ひとみが審査員長を務めたこのコンテストは、河出書房新社発行の文芸誌「文藝」と、monogatary.comの共催という形で新設された新人賞。約2ヵ月で879本という多数の応募作の中から、生きづらさを抱える主人公が、ふとしたきっかけから想像もしない裏社会の抗争に巻き込まれるという、スピード感とユーモアたっぷりの本作品が大賞に選ばれた。 金原は本作品へ「おかしなことと真っ向から戦うと損をする、現代的四面楚歌地獄から、クライムアクション的世界へと様変わりするトンデモ展開。 現代の生きづらさ、くだらなさ、息苦しさを笑い飛ばすかの如く、アクロバティックな俯瞰視点で描かれた物語に、救いと希望を感じた」と選評を寄せている。なおこの『白山通り炎上の件』と同コンテストのその他受賞作をまとめた単行本が、2024年10月に河出書房新社より刊行されることも決定した。 さらに、YOASOBIが制作する楽曲がリクルートとのタイアップソングになることも決定。 「まだ、ここにない、出会い。」をパーパスとするリクルートが、『文藝×monogatary.comコラボ賞』のテーマ「邂逅」に共鳴したことをきっかけに実現したこのコラボでは、コンテスト受賞作品を掲載した「メモリアルフリーマガジン」の配布(2024年夏予定)ほかさまざまな企画が予定されている。YOASOBIからのコメントやプロジェクトのティザー映像が見られるWebサイトもオープンしたので、併せてチェックしよう。 そんなYOASOBIは、現在自身初のZeppツアー『YOASOBI ZEPP TOUR 2024 “POP OUT”』を開催中。2023年12月より開催していたアジアツアーのクアラルンプール、台北公演を含めて、国内外のZeppを全地域周るのは史上初となる。 <選評> ■選考委員長・金原ひとみ(作家) おかしなことと真っ向から戦うと損をする、現代的四面楚歌地獄から、クライムアクション的世界へと様変わりするトンデモ展開。 現代の生きづらさ、くだらなさ、息苦しさを笑い飛ばすかの如く、アクロバティックな俯瞰視点で描かれた物語に、救いと希望を感じた。 ■選考委員・坂上陽子(「文藝」編集長) まずはタイトルで惹かれ、読み始めてさらにのめりこみ、次々物語が展開するスピード感、随所にきらめく茶目っ気たっぷりのウィット、それでいて作者の「これを書かねばならぬ」切実さを強く感じ、読み終わったあと興奮の渦に巻き込まれました。今回の選考を通して、いわゆる「文芸誌」も小説のいちジャンルにしか過ぎず、いま文学と小説の幅がかつてなく大きく広がっていることをビビッドに体感できて楽しかったです。もう有手さんの次の作品が楽しみでなりません! ■選考委員・屋代陽平(「monogatary.com」プロデューサー) 「ライブのような小説に出会いたい」という願いを込めて創設したこの賞。大賞作品は、日々の延長線上にある思いがけない出会いや、そこに踏み込んで体験できる非日常が、日常をキラリと輝かせてくれるということを教えてくれます。それはまさにライブで得られる栄養そのもの。この小説がさまざまな形で鳴り響く未来が楽しみです。 リリース情報 2024.02.16 ON SALE DIGITAL SINGLE「Adventure」 ※「アドベンチャー」英語版 2024.03.13 ON SALE SINGLE「Biri-Biri」 2024.03.13 ON SALE ANALOG「Biri-Biri」 2024.04.10 ON SALE Blu-ray『THE FILM 2』 ※Blu-ray 2枚組+特製バインダー+ライブ写真集
THE FIRST TIMES編集部