竜巻とみられる突風＝5日、伊江島（伊江村役場提供）

　沖縄本島北部の本部半島と伊江島の間の海域で5日午前11時すぎ、竜巻のようなものが目撃された件で、本部署などによると、伊江村東江前のホテルのフロントのガラスが1枚割れたほか、ホテル近くの法人の倉庫が破損するなどの被害があった。現時点、人的被害は確認されていない。 　 　本部港発、伊江島行きフェリーの船長は「これまでも海上で遠くにある薄い竜巻を見ることはあったが、これだけ大きいものは初めて見た」と驚いた様子で話した。 【写真複数】竜巻で被害を受けたホテルの様子

　沖縄気象台は「東シナ海の前線に流れ込む湿った空気の影響で大気が不安定になり、積乱雲が発達するなどして竜巻などの激しい突風が発生したとみられる」としている。