去年、中国の天文台などが発見した「紫金山・アトラス彗星」。地球に最も近づいた13日は北海道でも観測され、夕方の空に美しい姿を見せました。 本吉智彦記者） 「彗星の尾が上に向かってのびているのがハッキリと確認できます」。 13日午後６時ごろ、ＨＴＢの記者が石狩市厚田区で撮影した「紫金山・アトラス彗星」の映像です。放出されたガスと塵がほうきのように伸びている様子がわかります。 中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡によって去年発見されたこの彗星。最も地球に近づいた13日は全道的に天候に恵まれ、各地で彗星の姿が撮影されました。 国立天文台によりますと「紫金山・アトラス彗星」の明るさは今週は１．５等級から３等級で、今後地球から遠ざかるため徐々に暗くなっていくものの、今月下旬まで見られる見込みだということです。 日没後の西の空で観測することができます。