ダフりにくい人工芝マットで「コースだとダフっているショット」を判別する方法とは?
ゴルフを始めたばかりのビギナーや初心者にとって、スウィングについての疑問は尽きない。埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチに、ビギナーだけでなくある程度の経験者でも悩まされる、「コースだとダフリになるショット」を練習場で判別する方法について教えてもらおう。
打ちっ放しやインドアスタジオなど多くの練習場で採用されている人工芝マットは、コースの地面とは違って硬いため、ダフってもヘッドが地面に刺さらず滑りやすい。 こういった環境の違いから、練習場でのショットは上手くいっているのに本番のラウンドになるとよくダフってしまう、なんて現象が起こりやすいわけだ。 これを改善するには、まず練習時にどれが「コースではダフっている当たり方」なのかを正しく認識する必要がある。JJコーチは判別方法として「インパクト時の音をよく聞いてみてください」という。 「硬いマットでは、ヘッドがぶつかった時に音が響きます。インパクトした際の打音と地面にヘッドがぶつかった際の音が鳴る順番が、球→地面、あるいは同時であれば、コースでもダフらないスウィングができている証拠ですよ」(JJコーチ、以下同) 逆に地面にぶつかる音→ボールを打った音の順番であれば、コースではダフっているスウィングということだ。 「地面にぶつかる音が先に聞こえるということは、ボールの手前を打っているわけですからね。練習場では硬いマットのソールが滑ってくれますが、コースでは手前を叩いた時点でダフリです」 経験者であればインパクトの際に手元に伝わってくる衝撃の違いなどでもダフリかそうでないかを判断できたりするものだが、これはビギナーにはまだ難しい。その点、音が基準ならわかりやすいし、スウィング中にもし聞き分けられなくても、スマホで動画撮影をすれば後からでも確認できるのも良いポイントだ。 音を基準とするのが何も用意する必要がない、もっともシンプルな判断法と言えるが、ボールの手前を叩いてダフってしまうパターンを判別する方法として「手前を叩いたことがわかる『何か』を用意するのも良いですね」とJJコーチは続ける。
「薄くてスウィングの軌道を邪魔しないモノ……例えばマスキングテープやガムテープなど剥がれやすいモノをボールの手前側に貼る、あるいはタオルを敷いておくなどすれば、手前を叩いたときにテープが剥がれたりタオルがズレたりするので簡単に判別できますよ。ぜひ試してみてください」 協力/Tom's Bishon草加店
みんなのゴルフダイジェスト編集部