TKOで再起した八重樫に井岡戦が浮上!
「もう一度チャンピオンになるスタート地点には立てたと思う」 王者への返り咲きを狙う八重樫のターゲットの一人が、先日、日本人2人目の3階級制覇に成功したWBA世界フライ級王者、井岡一翔(26歳、井岡)との再戦である。八重樫は、3年前のWBAのミニマム級王者時代に統一戦の舞台で惜しくも判定で敗れた。大きく腫れた目で、最後まで戦った姿がファンの賞賛を集めた。 「海外では、同一カードがパート2、パート3とありますからね。今度は本当の挑戦。もし盛り上がるようなら、ぜひやりたい。この前の試合もテレビでちらっと見たが、対応力とポテンシャルの高さを感じた」 八重樫がフジテレビで、井岡がTBSと放映局が違うため、そのあたりの調整は必要になってくるだろうが、大橋会長のモットーは、「ファンが喜ぶ最強カードの実現」。井岡サイドが受けるかどうかだが、視聴率男でもある八重樫が井岡側のリングに上がるならば「井岡vs八重樫2」の可能性は決して低くはない。 「大橋ジムでは、僕以外に岡田、細野と30代のボクサーががんばっている。井上尚弥ら若いボクサーにはない30代だからこそやれることがあると思う」 八重樫はアラサーボクサーの反抗を宣言した。今後は、スーパーフライ、フライ級の両にらみで万全の準備を整えていく決意だ。