韓国の出生率 過去最低更新の0.72
韓国統計庁は28日、1人の女性が生涯に出産する子どもの数にあたる 「合計特殊出生率」が2023年は過去最低の0.72だったと発表しました。8年連続で前年割れです。 前の年の0.78から0.06ポイント低下していて、 経済協力開発機構(OECD)の加盟国でも最低の水準です。 また、首都ソウルでは0.55でした。 23年に生まれた子どもの数は、約23万人(前年比-7.7%)でした。 統計庁はこの出生率の低下について、婚姻件数の減少などが理由だと分析しています。 韓国政府は2006~21年までに約280兆ウォン(約31兆円)の予算を投じて、 少子化対策を拡充してきましたが、出生率の上昇はみられません。