揺れる『ワイドナショー』が”制作費”を理由に4月から「MCの後ろにいる芸能レポーター」を削減
松本人志の週刊誌報道で、裏番組の『サンデージャポン』(TBS系・以下『サンジャポ』)に大きく水をあけられているのが『ワイドナショー』(フジテレビ系、以下『ワイドナ』)だ。 【熱愛スクープ】すごい!番組スタッフの女性とバーで飲んだ後、自宅にお持ち帰りの今田耕司 「松本に会見をするよう進言した「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳も今ではすっかりトーンダウンしていますし、同じ飲み会に出た回数も多いと言われる今田耕司のコメントも冴えません。MCの東野幸治も場をまとめづらいのか、薄笑いを浮かべることが多いですね」(情報番組のディレクター) ’13年10月に深夜番組としてスタートし、翌年4月、日曜午前に枠移動。《普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組》をコンセプトに、松本は長年レギュラーコメンテーターだったが、’22年4月から隔週出演となった。 「理由は’19年11月にABCテレビの『探偵!ナイトスクープ』の3代目局長に松本さんが就任したあたりからスケジュール調整が厳しくなったからだと言われていました。その頃から局内では『終わりの始まり』と、もっぱら番組打ち切りの噂が出ていたものです。 実はフジテレビでは坂上忍の『バイキングMORE』をかつての『笑っていいとも!増刊号』のようなダイジェスト版にして週末に放送するという案が出ていたのです。しかし、『ワイドナがあるから』という理由で上層部が吉本興業に遠慮したという経緯があります。いまからすれば、『バイキング増刊号』をやるべきでしたね」(前出ディレクター) そんな話を知ってか知らずか、当時、松本には番組をなんとか盛り上げようとする元気がまだあった。コメントをネットのコタツ記事で頻繁に取り上げられることに怒り、「キリトリ記事禁止」なるボードをテーブルの前に出したり、最後の出演となった’23年3月19日の放送では、世帯視聴率では負けている『サンジャポ』にコア視聴率では勝っているとアピールするなどしていたものだ。 「元気というよりは、ストレスを発散させているように僕には見えましたね。吉本興業の不祥事も続きましたし、松本さんのコメントには世間の大きな注目が集まっていました。しかし、松本さんは’23年3月、ついに番組を卒業してしまったのです」(前出ディレクター) 当然、番組は激しくパワーダウン。そして9ヵ月後の昨年末に”文春砲”が投下され今に至るのだ。松本の卒業後も、収録は金曜日の夕方で変わらないため、金曜の夜や土曜に何か大きなことが起きるとほぼ対応ができない。いわゆる闇営業問題のときには緊急生放送したが、いまではそうした対応もほとんど見られない。同時にフジテレビの視聴率は全体的に凋落傾向で、「振り向けばテレビ東京」と言われたテレ東よりも数字が悪い時間帯もあるほどだ。 「売り上げでは地上波よりBSフジのほうが良いと聞きました。お台場周辺にあるフジテレビの制作会社は数年前から30%とか40%とかどんどん制作費を減らされています」(制作会社幹部) その結果、『ワイドナショー』も今春、制作費が大きく削られることになったという。 「まず切られるのは、MC席の後ろでバーテンダーのような衣装で出演している芸能リポーターだそうです。確かにスポーツ紙に書いてあるようなことをそのまま説明するだけで見解を話すわけではありませんから要らないといえば要らない。とはいえ、それほど彼らにギャラが出ているとも思えない。それなのに出演を減らされるということは、よほど予算が削られるということでしょう」(前出幹部) では、この際打ち切りにすれば良いという意見も当然出てくるが、簡単には事は運ばないという。 「松本さんの週刊誌報道により、番組はかえって終わらせづらくなったとも聞きます。というのも、ここで終わらせてしまったらフジテレビは松本さんに、シロクロで言えば、『クロ』と認定したことになってしまう。他局も代役を立てたりして、松本さんの冠番組を打ち切りにはしていません。どこの局も先陣を切りたくないのです」(情報番組制作関係者) 3月28日、東京地裁で第1回口頭弁論が開かれるが、それを『ワイドナショー』の芸能リポーターはどう伝えるのだろう。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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