歌舞伎町「悪質ホスト問題」対策でキャッチが連日逮捕されていた!私服警察による「現行犯逮捕の瞬間」
日本最大の繁華街である歌舞伎町。そんな歌舞伎町で今、大きな変化が起きている。一時期は、通りをまっすぐ歩けないほどいたキャッチが激減しているのだ。 【衝撃の現場写真】逮捕されまいと抵抗し、暴れているキャッチの男性 11月16日には警察庁長官の会見で『ホスト問題の背後では暴力団や匿名流動型犯罪グループの存在があり、売掛金のために売春斡旋等違法な行為が確認されている』と発言し、その後暴力団や犯罪グループの違法行為を取り締まると通達。 この声明の後、最初のターゲットになったのがホストクラブ専門のキャッチ達だった。私服警官がホストクラブを専門に紹介しているキャッチ、いわゆる路上客引きを毎日のように逮捕している。 その様子を見ていたキャバクラのキャッチを行っている人に話を聞くと、 「女の子に声をかけたキャッチを陰から見ていて、店についたところで逮捕してることが多いかな。そのせいですごい数のキャッチが逮捕されてる。時々店の中に入って店員も逮捕しているみたいだから警察もガチになってるんだろうね。歌舞伎町からホストクラブがなくなるかもしれない」 と語った。 今回の逮捕で女性をメインターゲットにしているホストクラブ専門のキャッチの数を減らし、背後にいる暴力団や犯罪グループに圧力をかける目的なのだろう。 その後12月に入ると本格的に警察の介入が始まり、15日の夜にはホストやコンカフェなどの200店舗に一斉立ち入り調査が入った。 警察が厳しく取り締まると、キャッチ達も大手を振って行動をすることができない。この流れを受けて歌舞伎町のキャッチ達はどうしているのか。歌舞伎町でキャッチをしている人からの声を聞いた。 「ホスト専門の人は休んでるね。ホストクラブが外販(キャッチが連れてくる客)を受け付けなくなったから声を掛ける意味が無い。今外販を受け付けているのは数店しかない。逮捕に関しては、多い日だと3人とか5人とかやられている。警察はかなり多くなったからやりにくいね」 警察の行動によってホスト専門のキャッチ達は休業を余儀なくされている。 しかし、こうした警察の動きがあったとしても歌舞伎町という匿名性が高い街での犯罪になるため「ある程度経てば警察の数は落ち着くはずだ」といった考えも多い。そのため、そのうち再開するつもりのキャッチも多いようだ。 警察庁長官の歌舞伎町の視察が入ると、歌舞伎町に大きな変化が起きるといわれている。今回の視察によって、ホストに搾取される若い女性がいなくなることを願うばかりだ。 取材・文:白紙 緑
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