これぞ戦国千葉!木更津総合vs市立船橋のノーシード同士の決勝戦は14年ぶり
第106回千葉大会の決勝戦のカードが木更津総合vs市立船橋とノーシード同士の決勝戦となった。ノーシード同士の決勝戦は2010年の成田vs東海大望洋以来、14年ぶりとなる。 【トーナメント表】千葉大会 準決勝までの結果一覧 2010年の成田は春季県大会2回戦で浦安に1対4に敗れ、センバツ帰りの東海大望洋(現・東海大市原望洋)は当時エースだった長友 昭憲投手(元JFE東日本)が不調。当時、持丸修一監督が就任し、強化中だった専大松戸に7回コールド負けを喫した。 ただ、この両校は戦力を立て直し、成田は右サイドの中川 諒投手が準決勝で優勝候補に挙げられた習志野に4対3で競り勝った。東海大望洋は1回戦から登場し、順調に勝ち進み、準決勝で春、コールド負けを喫した専大松戸に6対2で勝利し、リベンジを達成。成田vs東海大望洋との決勝戦では中川、長友の投手戦になり、1対0で成田が勝利した。成田は甲子園ベスト4まで勝ち進んでいる。 今年の決勝まで勝ち進んだ木更津総合、市立船橋はノーシードの中では最も戦力が揃っている2校と評価されており、シード校から恐れられていた。特に木更津総合は春の2回戦で専大松戸に敗れたものの延長タイブレークの接戦を演じており、実力的に差がなかった。秋は中央学院、春は専大松戸といずれも優勝校に敗れた悔しさが今回の躍進につながっている。市立船橋も2回戦で千葉経大附に2対3で敗れたところから戦力を立て直してきた。 今年は準々決勝でシード16校のうち15校が敗退し、戦国千葉に相応しい大会となった。 ノーシードではあるが、戦力的には全国レベル同士の決勝戦。白熱とした戦いが期待できそうだ。