児童が歌う自身の楽曲「地球へ」を聞き、感涙する半﨑美子（撮影・伊藤笙子）

　シンガー・ソングライターの半﨑美子（４３）が５日、東京・北区立滝野川もみじ小学校で特別授業を行った。本年度から自身の楽曲「地球へ」が小学５年生の音楽の教科書に掲載されたことを記念し、全国の学校を巡る“音楽授業ツアー”を同校からスタートさせた。 【写真】特別授業を行った小学生たちとポーズ 　生徒７０人が集う音楽室を訪問した“半﨑先生”は「楽しみにやってきました」と笑顔。「私は譜面も読めないけど、感覚で作っている。考えるよりも感じるをテーマに授業をしたい。自分なりに感じて歌って」と呼びかけ、生徒たちへ「地球へ」の合唱をお願いした。 　生徒の透き通る歌声に第一声目から号泣。「言葉が出ないです」と声を震わせ、「歌手を志して上京してきた時から歌が教科書に載るのが夢だった。夢がかなった。奇跡の出来事だと思う。皆がこの歌を受け取ってくれて胸がいっぱいになった」と感動を羅列した。 　歌の贈り物を受け取り、半﨑は“お返し代わり”に同曲を歌唱。生徒からアンコールをもらうなど大盛り上がりとなった。授業後、女子生徒は「（半﨑が）泣いてくれて、練習した成果があった」と達成感。半﨑の圧倒的歌唱力に「本物だなと思いました」と素直な回答をしてみせ、教師や報道陣を笑わせた。