愛犬に与えてはいけない!危険な食品を米獣医師が解説
大切な愛犬の健康と命を守るために、犬が食べると体に悪い影響が出たり、場合によっては命にかかわることもある食べものを知っておくことが重要です。 【写真】BTSやBLACKPINKも!保護犬の里親となった韓国人セレブ12選 この記事では、「犬が食べると危険な食べもの」について、アメリカンケネルクラブの獣医部長であり、救急医療に長年携わってきたジェリー・クライン獣医師が解説。 ※この記事は、診断の代わりとなるものではありません。症状について少しでも不安がある場合には、必ず獣医師の助言を仰いでください。
犬が食べると危険なもの
食べたものの量はもちろん、犬種や犬のサイズ、年齢などによって、体への影響の度合いは変わってきます。あなたの愛犬が誤って危険な食べものを食べてしまった場合(あるいは口に入れた場合)、自己判断はせず、動物病院で獣医師に相談するようにしましょう。 ・チョコレート ・ぶどう、レーズン ・ニンニク、タマネギ、ニラ、長ネギ ・キシリトール配合のもの(ミント、歯磨き粉、ガム、咳止め薬など) ・アルコール飲料、アルコールが含まれた食べもの ・マカダミアナッツ ・タバコや電子タバコ ・アボカド(犬の許容摂取量については諸説あります) ・トウモロコシの芯やアボカドの種など(中毒症状だけでなく、飲み込むことによって腸閉塞を引き起こすことがあります) ・発酵中のパン生地などイースト菌の酵母 ・脂肪分の多い食べもの ※一部、アメリカ食品医薬品局(FDA)が公開しているデータをもとにしています。 「犬にチョコレートを与えてはいけないことを知っている人は多いでしょう。どんなに少量でも犬にとっては有毒です」と、クライン獣医師。 「チョコレートは、ダークなほど危険性が高いです。また、体の小さい犬がより多くのチョコレートを食べるほど危険度は上がります」 ぶどうやレーズンも、犬が避けるべき食品。摂取量に関わらず中毒症状が出るため、たとえ一粒でも与えるべきではありません。 ぶどうやレーズンによる体への影響が表面化するまでには、個体差はあるものの最大で約48時間ほど。腎臓に問題が生じることが多いとクライン獣医師は言います。 ニンニク(溶血性貧血の原因となる)やタマネギ(特に生のタマネギ)も、絶対に犬に与えてはいけません。ガーリックパウダーやオニオンパウダーなど、粉状になっていても危険です。また、日本でよく使われる食材としては、ニラや長ネギも同様です。