『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』ポスタービジュアル©浅野いにお／小学館／DeDeDeDe Committee

　2024年3月22日に公開される映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（通称『デデデデ』）前章の特報映像とポスタービジュアルが公開された。 【写真】寄り添い合う幾田りら＆あの 　2014年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて連載が開始された浅野いにおの同名漫画を前後編でアニメーション映画化する本作。突如東京上空に巨大な宇宙船、通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの姿を描く物語だ。 　監督を務めるのは、『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの演出や『ぼくらのよあけ』の監督で知られる黒川智之。シリーズ構成・脚本を、『けいおん！』シリーズ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの吉田玲子が担当する。 　担任教師の渡良瀬に思いを寄せる女子高生・小山門出役を担当するのは、シンガーソングライターとして活動し、YOASOBIのボーカルikuraとしても知られる幾田りら。声優としては、細田守監督の『竜とそばかすの姫』で主人公・すずの親友の別役弘香役で初の声優を務め、本作ではそれ以来2度目にして初の主演アニメ声優を務めることとなる。 　門出と小学校以来の親友で、戦争ゲームオタクゆえ日常的に寝不足の女子高生・中川凰蘭（通称・おんたん）役を務めるのは、2020年より“ano”名義でソロアーティストとして活動しているあの。あのはオーディションでおんたん役を掴み、本作が声優初挑戦となる。 　公開された特報映像は、東京上空に襲来した巨大な円盤型の“母艦”が浮遊し、異様な光景が広がる中、学校の屋上で門出（cv.幾田りら）とおんたん（cv.あの）による他愛のない放課後での会話を繰り広げるシーンから始まる。そして、ピアノのメロディにあわせて謎の宇宙船の出現を報じるニュース速報、避難勧告、ロックダウンの緊急事態宣言を告げるニュース音声がけたたましく駆け抜ける中、門出とおんたんの下校風景や、女子高生の仲良し5人組が街に繰り出す放課後の日常風景も。空飛ぶ“母艦”から何かが落下する様子や巨大な戦闘ロボット、そして放たれるレーザー砲の後、街が一瞬で吹き飛ぶ様子も確認できる。映像は、幾田演じる門出とあの演じるおんたんによる「デデデデ」のタイトルコールで締めくくられている。 　ポスターは、本作のタイトルの略称である「デデデデ」という文字をアイキャッチデザインにしたもの。背景には、本作のカギとなる巨大な“母艦”や、歩道橋に佇む同級生の栗原キホ、出元亜衣、平間凛の姿が描かれ、「地球がクソやばい！」というキャッチコピーが添えられている。