北陸放送

能登地方では、22日朝から安否が分からなくなっている人の捜索が再開されていますが、降り続く雨の影響もあり難航しています。 【写真を見る】石川・能登の大雨被害 安否不明者の捜索も朝からの雨で難航　 午前7時の輪島市横地町では、大量の土砂と流木がなだれ込み、橋が崩落。輪島市久手川町では21日、町内を流れる塚田川が氾濫しました。22日朝に自衛隊による捜索が再開されたものの、雨が強まり、中断されたということです。 JNN取材団・佐々木嵐士記者「こちらの奥にある住宅4棟が、きのうの雨で川が増水した影響で流されたということです」 住宅に住む中学3年生1人を含む4人と連絡がとれていません。近くに住む男性は「1軒は80代くらいの2人兄弟の男性。家ごと流された」と話していました。 また輪島市門前町の国道249号「中屋トンネル」付近で作業員3人の安否がわからなっている事故で、国土交通省はさらに1人と連絡がとれていないと明らかにしました。 JNN取材団・野﨑まどか記者「中屋トンネルの救助に向かう名古屋の消防隊ですが、道路が冠水してる影響で待機を余儀なくされています」 中屋トンネルで安否が分からない人は、22日正午現在で4人となっていて、その後、午前11時40分から、消防や警察、自衛隊あわせて220人態勢で捜索を再開しています。