電車到着前に混雑表示、首都圏 国交省、緩和へ実証事業
新型コロナウイルス禍が落ち着き、都市部を中心に鉄道の混雑率が高まっていることを受け、国土交通省は、緩和に向けた実証事業に乗り出した。到着直前に混雑状況を表示したり、乗客の少ない時間帯の利用者にポイントを付与したりといった事業者の取り組みを財政支援。効果があるかどうかを見極めながら今後の混雑対策に生かす。 実証事業の対象となったのは、いずれも首都圏を走る東京メトロ半蔵門線と東急田園都市線。 半蔵門線は青山一丁目駅(東京都)の渋谷方面行きホームドアに10台の画面を設置。前駅で撮影した各車両の画像を人工知能(AI)で解析し、混雑度を4段階で示している。