軍政トップ、中国大使と会談 ミャンマー統治の正当化狙う
【ヤンゴン共同】ミャンマー国営英字紙は22日、軍事政権トップのミンアウンフライン総司令官が中国の馬珈新大使から信任状を受け取り、会談したと伝えた。14日の中国の王毅外相との会談に続き、軍政と中国との関係強化を大きく報道。統治の正当性を示す狙いがありそうだ。 2021年2月のクーデター後、中国大使の交代は初めて。国営紙によると会談は21日に行われ、中国国境付近のミャンマー北東部の戦闘激化を議論した。少数民族武装勢力が国軍への攻勢を強めている。 ミャンマー国営紙は、軍政が来年にも実施する意向の選挙を巡り、14日の会談で中国が技術支援する意思を示したと報じている。