トヨタ自動車・増居翔太「今年こそはドームで投げてチームの重要なピースに」都市対抗連覇へ思い【社会人野球】
◇5日 社会人野球オープン戦 三菱自動車岡崎9―5トヨタ自動車(岡崎レッドダイヤモンドスタジアム) 19日から東京ドームで行われる都市対抗大会で連覇を目指すトヨタ自動車(豊田市)が5日、三菱自動車岡崎(岡崎市)とオープン戦を行い、5―9で敗れた。「脱2023」を掲げるチームは新しい戦力で連覇に挑む準備を進めている。 前回はエースの嘉陽、昨秋のドラフト会議でヤクルトから2位指名された松本、ホンダ鈴鹿からの補強選手・森田(現巨人)の3投手が優勝に大きく貢献。今回は嘉陽に次ぐ先発陣の柱として、入社2年目の左腕・増居翔太投手(24)が並々ならぬ思いで大会に臨む。 昨季は都市対抗、秋の日本選手権ともに登板機会がなかった。「投げられなかった悔しさが原動力になった」と冬場は投げ込みと体づくりで自身を追い込んだ。1年目はコースを狙いすぎて最速148キロの直球を生かし切れなかったが、今季は平均球速が3キロほどアップ。出力が上がり、変化球も生きるようになった。 この日は先発で6イニング1/3を投げて5失点。1回に6安打を浴びて一挙5点を失ったものの、2回以降は低めの変化球を制球良く投じてゼロを並べた。滋賀・彦根東高では甲子園、慶大では神宮で活躍。社会人野球での大舞台に向けて、「初回からベストピッチをしたい。今年こそはドームで投げてチームの重要なピースになりたい」と熱く語った。
中日スポーツ