踏み絵としての「裏金議員」公認問題 永田町に広がる「小泉進次郎」をめぐる疑心暗鬼
総裁選立候補にあたり新たにYouTubeチャンネルを開設。6日11時からの出馬会見もYouTubeで配信するという(小泉進次郎公式YouTubeチャンネルより)
9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選はいよいよ9月に入って候補者たちの出馬表明が佳境を迎える。すでに小林鷹之前経済安保担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル大臣の3人は出馬表明を済ませており、林芳正官房長官は3日午後に出馬会見を行った。茂木敏充幹事長は4日、そして本命視される小泉進次郎元環境大臣は6日に会見を開く方針だ。 総裁選の争点として、それぞれが派閥の裏金事件をきっかけに「党改革」や「政治改革」を訴えることが予想される。しかしその対策が実態を伴うものかどうかは慎重な見極めが必要になる。 石破「新体制になれば、可能な限り早く国民の審判を仰がなければならないと思っている。その際、党の公認候補として、公認にふさわしいかどうか、そういう議論は選挙対策委員会で徹底的に行われるべきと思っている」(8月24日)
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永田象山