治療と仕事の両立支援 本紙記者がセミナーで事例発表 千葉(千葉県)
県地域両立支援推進チーム主催の「治療と仕事の両立支援セミナー」(厚生労働省千葉労働局後援)が、千葉市中央区の同市文化センターであり、県内の事業所労務担当者、医療、行政関係者ら35人が参加した。房日新聞社の2人を含む3人が実例を語り、治療と仕事の支援の具体例を語った。 病気を抱えながらも、意欲と能力のある労働者が適切な治療を受けながら働き続ける社会を目指す行政の取り組み。脳の循環器疾患から復帰した社員がいる房日新聞社の労務担当者、行政側支援者、発症者本人の3者が事例を発表した。 千葉産業保健総合支援センターの産業保健専門職は、発症後の面談や両立支援の実際を語った。房日新聞社総務部の渡邉誠人グループ長は、復帰までの勤務時間変更、リモート勤務などの具体例を示した。忍足利彦特別編集委員は発病後から復帰へ向けて受けた支援の実際を語り掛け、「(行政や会社などの)周囲の支えがあってこその仕事復帰である」ことを強調した。 質疑応答の時間も設けられ、労務担当者や医療関係者から活発な意見が交わされた。