春の行楽客迎える準備着々 旧蒜山大山スカイライン除雪進む
冬季閉鎖中の岡山県真庭市と鳥取県江府町を結ぶ旧蒜山大山スカイライン(県道大山上福田線)で、除雪作業が行われている。今季は積雪が少なく、例年より約2週間早い今月末に通行再開できる予定。作業車が雪道の中を往来し、春の行楽客を迎える準備を進めている。 【動画】除雪作業の様子 昨年11月30日からの通行止め区間8・8キロのうち、岡山県側の7・4キロについて県美作県民局が2月27日から除雪を始めた。 路面に残る雪は多い所で約80センチと例年の半分ほど。12日は同市蒜山下徳山の鬼女台(きめんだい)展望休憩所付近で作業。ロータリー除雪車が道路脇に雪を噴き上げながら進み、後に続く除雪ドーザーが残った雪をかき集めて道幅を広げていた。 除雪は15日までの予定。「利用者が安全に走れるよう作業を進める。多くの人に県北の観光シーズンを楽しんでほしい」と同県民局真庭地域維持補修課。さらにガードレールの点検や路面の清掃を行い、通行再開に臨む。