ユーモアのある言葉から神対応まで。エリザベス女王が愛され続ける“いい人”伝説3選
4月21日が誕生日だったエリザベス女王。2022年9月8日(現地時間)、96歳で逝去された女王は70年にわたり君主を務め、国を超えて愛されてきた。人気の理由として挙げられるのがユーモアあふれる言動の数々。女王を追悼して優しさが伝わる言葉や神対応など、誰かに教えたくなるエピソードをご紹介。 【写真】エリザベス女王の華麗なるロイヤルスタイルヒストリー40
【1】女王の仮装をした子供にお手紙でお礼(!)
2021年のハロウィン、アメリカ在住のケイトリン・サザーランドは、1歳の娘ジャレインにエリザベス女王の仮装をさせた。せっかくだからと手紙と写真を王室に送ったところ、後日返事が届いたのだそう! 女王の侍女が代筆した手紙にはお礼と、女王が大変喜んでいたということが書かれていた。 『Today』で紹介された写真には水色のコートに帽子、ハンドバッグを持ったジャレインの姿が。別の写真ではジャレインの両脇に女王の愛犬と同じく、ジャレインの愛犬コーギーが2匹おすわりしている。 手紙には女王の愛犬たちの情報も同封されていたそう。気になる!
【2】「エリザベス女王に会ったことはありますか?」
エリザベス女王がアメリカ人の観光客を相手に、一般人を演じきった伝説的なエピソードをご紹介。 事件が起きたのはバルモラル城の敷地外。ツイードの服にスカーフを巻き、警備の警官リチャード・グリフィンとともに散歩に出かけていた。観光客の2人が女王の正体に気がつかないまま、一般人だと思い会話をスタート。 「近くに住んでいるのか?」と尋ねられた女王は「ロンドンに住んでいるが丘の向こうに別荘を持っている」と返答。続けて「ここにはどれくらい来ているのか?」という質問に対し「子どものころから来ているので、80年以上は通っている」と答えると「それならエリザベス女王に会ったことはある?」と質問が! 否定するだけかと思いきや「自分は女王に会ったことはないけれど、こちらのグリフィンは会ったことがあるんですよ」とお茶目な返しをしたのだそう。
それを聞き驚いた観光客は「女王はどんな人か」とグリフィンに質問。グリフィンは「時々不機嫌になることもありますが、素晴らしいユーモアのセンスを持った方です」と女王の話に合わせたのだとか。 観光客の驚くべき行動はまだ続く。観光客はグリフィンと写真を撮ってもらうため、女王にカメラを渡しシャッターを切ってもらったもよう。 女王との写真はグリフィンが撮影。観光客は最後まで女王に気付くことはなかった。