「悔しさだったり、恐怖心があった」 フィギュア全日本、フリー後に医務室直行の佐藤駿が心境
フィギュアスケートの全日本選手権から一夜明けた23日、男子フリー(21日)の演技後に過呼吸で医務室へと運ばれた佐藤駿(20)=エームサービス・明大=が取材に応じ、当時の状況と現在の心境を明かした。 佐藤はフリーの演技終了直後、「悔しさだったり、フリーの前に恐怖心があった。それから解放されたじゃないですけど、安心感とか。いろんな感情から」更衣室付近で倒れ、医務室へ運ばれた。手足の感覚がなかったといい「気付いたら2時間くらいたっていた」。処置にあたった医師や関係者に「ありがとうございました、と伝えたい。本当に感謝している」と述べた。 初優勝への期待もかかった今大会では、ショートプログラム(SP)とフリーの両方で4回転ルッツを転倒。ほかのジャンプもミスが出たことで、「ここぞ、というところで決めきる力不足を改めて痛感した」と課題を語る。世界選手権を筆頭としたシーズン後半の大会へ向け「全部の試合で優勝するくらいの気持ちで、これからも頑張っていこうと思っている」と意気込んだ。
中日スポーツ