センバツ 県推薦校・育徳館を表彰 「21世紀枠」粘りと集中力評価 /福岡
来春の第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に選ばれた県立育徳館高(合満聡校長)の表彰式が22日、みやこ町豊津の同校であり、大会を主催する日本高校野球連盟と毎日新聞社から表彰状が贈られた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 表彰式で県高野連の小川昇二郎会長は、育徳館がサヨナラ勝ちした県大会準決勝と九州大会初戦の戦いぶりに触れ「終盤で見せた粘りと集中力は目を見張るものがあった。21世紀枠選出にふさわしいチームだ」とたたえた。 野球部の高木勝也部長や井生広大(いおうこうだい)監督らが見守る中、表彰状を受け取った隅田勇輝主将(16)は「地域の方々をはじめ、いろいろな人の支えがあってここまでこられた。感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきます」と謝辞を述べた。 育徳館は藩校時代からの文武両道の伝統が脈々と受け継がれ、野球部員の大半が大学進学を希望。うち2人は医学部進学を目指し、野球と学業の両面で努力しているという。 21世紀枠は12月に九州・沖縄各県の推薦校から九州地区の候補校1校を選出。来年1月の選考委員会で、全国9地区の候補校から甲子園に出場する2校を選ぶ。【松本昌樹】 〔京築版〕