宝くじが当たったときの 賢い使い方って? トラブルにあわないためには?
高額宝くじが当たった場合は、何に使おうか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、「散財してしまって何も手元に残らなかった」とならないように賢く計画的に使うことが大切です。 そこで、本記事では宝くじが当たったときの賢い使い方を解説しながら、当たった際にトラブルにならないための方法についても紹介します。
高額当せん金の賢い使い方とは?
1000万円以上の高額当せん金が当たった人たちは、どのような使い道をしたのでしょうか。2024年1月17日現在、宝くじ公式サイトに掲載されている「宝くじ当せん者レポート」の結果を挙げつつ、賢い使い方を解説します。 ・1位:貯蓄 貯蓄は、538人中141人(46%)でした。人生100年時代となり、年金だけでは不安な人も多いからか「老後に備えて貯金する」という選択肢は半数近くあります。 ・2位:土地・住宅の改築や購入 土地・住宅の改築や購入は、538人中57人(18%)でした。土地や住宅は、一般的に高額な買い物となりますが、数億円単位の当せん金があればローンを組まずに購入することが可能です。すでに、ローンを組んでいる人の場合は繰上返済を行えば総支払利息を減らすこともできます。 ・3位:車の購入 車の購入は、538人中50人(16%)でした。車も高額な買い物となるため、ローンを組んで購入する人もいるでしょう。しかし、よほどの高級車でなければローンを組まずに一括で購入することができ、ローンにかかる利息がかかりません。 宝くじの当せん金を貯蓄に回す人が多いことがうかがえますが、基本的にローンを組まなくては購入できないものへの支払いに使っている人も多い傾向です。
高額当せん金に当たった場合に気をつける点とは?
1000万円以上の高額当せん金が当たった場合は、トラブル防止の観点から以下の2点には注意しましょう。 ・高額当せん金が当たったことは秘密にする 宝くじで高額当せん金が当たった場合、誰にも話さないようにしましょう。なぜなら、大金を持っていることで詐欺に遭うリスクが高くなるからです。また、知り合いから「お金を貸してほしい」と頼まれたとき、断ってしまうと人間関係に亀裂が入る可能性もあります。さらに、高額当せんをひがんだり、ねたんだりする人も現れかねないため、自己防衛のためにも秘密厳守が鉄則です。 ・共同購入の場合はみんなで当せん金を受け取る 宝くじは、自分だけで購入する場合もあれば共同購入する場合もあります。もし、共同購入する場合は、代表者1人が当せん金を受け取りに行ってあとで一緒に購入した仲間に分配することはNGです。なぜなら、分配すると贈与とみなされて贈与税がかかってしまう可能性があるからです。そもそも、宝くじの当せん金は非課税となるため、税金はかかりません。 例えば、Aさんが宝くじに当たった場合、Aさんには税金はかかりません。しかし、Aさんから当せん金をもらったBさんには贈与税がかかります(ただし110万円以下なら贈与税はかかりません)。 このようなことを防ぐには、共同購入した全員で宝くじの当せん金を取りに行くことです。そして、当せん金を受け取るときに各自で「宝くじ当選証明書」をもらうようにしましょう。この証明書があれば、贈与でないことが証明でき贈与税がかかることはありません。
他の高額当せん者の使い道を参考に計画的に使おう!
宝くじの高額当せん金は、散財することがないようにしっかりと計画を立てて使うようにしましょう。そのためには、他の当選者の使い方を参考にすることも一つの手です。 宝くじ公式サイトに掲載されている「宝くじ当せん者レポート」によると、宝くじの使い道は多い順に「貯蓄」「土地・住宅の改築や購入」「車の購入」でした。また、宝くじが当たってもトラブルを防ぐために周りに言わないことが大切です。 出典 全国都道府県及び全指定都市 宝くじ公式サイト 宝くじ当せん者レポート:当せんについて 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部