J2仙台は反撃も及ばず清水に2―3で敗れる
◆明治安田J2リーグ第11節 清水3―2仙台(20日・アイスタ) J2ベガルタ仙台は敵地で首位・清水に2―3で敗戦。後半アディショナルタイム(AT)4分にMFオナイウ情滋(23)がプロ初ゴールを決めたが、あと一歩及ばず暫定6位に後退した。 あと1点、届かなかった。清水のパスワークを止められず押し込まれ続けた前半。2点ビハインドの後半途中から仙台は攻撃的右サイドバックのDF真瀬拓海を今季初投入して反撃も、地力の差を見せつけられた。森山佳郎監督(56)は「全く面白くない前半を過ごしてしまった」と何もできなかった45分を悔やんだ。 1―3の後半AT2分から出場したオナイウが、自慢のスピードを生かして結果を出した。自陣から相手背後を狙ったロングパスが出ると、快足を生かしペナルティーエリア右で切り返し。GKとの1対1に左足を振り抜きネットを揺らした。 悔しい今季2敗目にも、学ぶことが多かった一戦になった。次節(27日)はホーム(ユアスタ)で千葉を迎え撃つ。「こんな素晴らしい試合で成長の機会を失った前半だった。後半はアグレッシブにゴールに向かっていったので、もう1回確認して次に向かいたい」と指揮官。失敗を前向きに捉え、ホームで勝ち星を積み上げる。(山崎 賢人)
報知新聞社