尹大統領夫人の不起訴処分 「嫌疑ないのは明白」=大統領室
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)夫人の高級ブランドバッグ受領疑惑に関し、検察が「嫌疑なし」で不起訴処分としたことについて「嫌疑がないことが明白な事案」と強調した。 また、牧師のチェ・ジェヨン氏が金氏にバッグを渡して、それを隠しカメラで撮影した映像をインターネットメディアが公開したことで浮上した同疑惑について、「隠しカメラ工作事件」だと言及した。 ソウル中央地検は2日、2022年に金氏がチェ氏から受け取った300万ウォン(約33万円)相当のバッグや179万ウォン相当の化粧品セット、40万ウォン相当の洋酒について、尹大統領の職務との関連性や対価性がないと結論付けた。 疑惑は昨年11月にインターネットメディア「ソウルの声」が、金氏がバッグを受け取る様子を隠しカメラで撮影した映像を公開したことで浮上した。その後、ソウルの声の代表が尹大統領夫妻を請託禁止法違反と収賄の疑いで告発し、検察が捜査に着手した。 ソウル中央地検は今年8月、金氏について「嫌疑なし」と結論付けたが、金氏の事情聴取を検察庁舎外で行ったのは特別扱いだとの批判が出ると、大検察庁(最高検)は外部の民間委員からなる「検察捜査審議委員会」に意見を求め、同委員会も「嫌疑なし」との結論を出した。
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