館山の酒販店の秋山周平店長にシュバリエ号 ボルドーワインの販売実績で(千葉県)
館山市長須賀の酒類販売店「酒のあきやま」の秋山周平店長(30)が、ボルドーワインの普及、販売に貢献したとして、フランス・ボルドー地方、ブライ地区のワイン振興団体「コネタブリー・ド・ブライ」から「シュバリエ」の称号を受けた。地方の酒販店従業員が受けるのは例が少ないといい、南房総エリアでの「ワイン文化の向上へさらに力を入れたい」と思いを新たにしている。 同称号は、同振興団体が世界の人物を対象に、ボルドーワインの宣伝大使といった位置付けで贈っている。産地それぞれに振興団体があり、これまでにタレントの稲垣吾郎さんなど著名人らが称号を受けている。 秋山店長は、大学を卒業後、東京都内の酒販店に勤務。この間に日本ソムリエ協会認定のソムリエ資格を取得。2020年にUターンし、実家である酒のあきやまに店長として勤務している。 ワインの仕入れ全般を担当しており、ボルドーワインの販売量の多さなど実績があることから、取引先の輸入業者の推薦を受けての授与につながった。 今回は全国の酒販関係者の日本人6人が称号を受け、授与式が11月25日にブライ地区で行われた。秋山店長も授与式に参加し、現地でシュバリエの称号を受けた。 秋山店長は「称号を受けたことを励みに、地元でのワイン文化向上に貢献したい。ワイン初心者も好んで飲んでいる人にも、常に最新の情報を伝えて新たな味に出合えるようサポートしていけたら」と思いを語った。