【プロキオンS・特捜班のガチ】過去2回は大荒れ! 変則小倉開催で大駆けの条件が揃った〝極上穴馬〟
[GⅢプロキオンステークス=2024年7月7日(日曜)3歳上、小倉競馬場・ダート1700メートル] 小倉日曜メインのGⅢプロキオンステークス(ダート1700メートル)は4戦4勝のヤマニンウルスが圧倒的な人気を集めることが予想され、堅く収まりそうな気配が漂う。しかし、得ダネ班は過去の小倉施行時を振り返り、一筋縄ではいかないと指摘。取材のアンテナには極上の穴馬も引っかかったようで…。 今年のプロキオンSは小倉での変則開催。直近2回の小倉での結果(3連単=21年194万4140円、22年71万9650円)がいずれも大荒れ決着となっているように、小回り1700メートルでのタイトル争いは波乱含み。大本命ヤマニンウルスがいる今回も下克上の可能性はゼロではない。 当欄が台風の目に推奨するのは5歳馬ラインオブソウル。心臓の強さが武器で、持久力勝負になりやすい小倉は持ち味のタフさが生きるイメージ。担当の濱田助手も「左手前の方が走りがスムーズな分、左回りより右回りの方が競馬しやすい。小回りのペースも合っている馬だしね」と中京からの開催替わりを歓迎する。 走法的なコース相性はもちろん、前走(三宮S)の競馬もここへの布石となりそうで…。「いつもと同じではダメだと前回はジョッキーが工夫してうまく乗ってくれた。じっくりためる競馬で結果が出たのは、小回り1700メートルの今回にもつながるんじゃないかな」。追走に脚を使わされていた近走から一転、しまいを生かす競馬で上がり最速の2着と気を吐いた内容に手応えを深めている。 休み明けでも好走を見せたラインオブソウルだが、本質的には叩き良化型。「1戦目より2戦目、2戦目より3戦目と尻上がりに調子を上げていくタイプ。ひと叩きして反応や行きっぷり、体の使い方もさらに良くなっている」と状態面の上積みも十分だ。 コース替わりの運、収穫アリの前走内容、そして中間の上昇気配と大駆けに向けて“三本の矢”が揃ったラインオブソウル。先週の北九州記念で16番人気3着に激走した同厩モズメイメイに続いて、今週も音無厩舎の素質馬がビッグな配当を呼び込んでくれるに違いない。
東スポ競馬編集部