<岡田准一>日本刀の原料、玉鋼の操業現場へ JNN企画大賞「たたらの國 奥出雲」に出演
俳優の岡田准一さんが、世界唯一の「たたら製鉄」の町、島根・奥出雲を旅するドキュメンタリー「たたらの國 奥出雲」(BSS山陰放送・TBS系、2025年1月18日午後4時)に出演。1000年受け継がれる日本の“ものづくり”のルーツに迫る。 【写真特集】玉鋼を見つめる岡田准一も
「たたら製鉄」は、砂鉄、木炭、粘土という森の自然素材だけを用い、人力で鉄を生み出す日本古来の技術で、島根・奥出雲はその唯一の操業の地となっている。日本刀の原料である最上級の鋼「玉鋼(たまはがね)」は、「たたら」でしか生み出すことができないため、現在は、玉鋼の供給と伝統技術の継承を目的に、毎年冬の期間だけ、職人たちが操業を続けている。
今回岡田さんは、通常非公開とされる操業現場への立ち入りを特別に許可され、取材を敢行。また、奥出雲の歴史や文化にも触れ、「たたら」と共に歩んできた町の秘密を知る。
岡田さんは、「奥出雲の『たたら』には、鉄づくりだけでなく、自然や食など、多くのことに繋がっていることをこの番組を通じて学ぶことができました。たたらと共にある先人たちの営みや知恵の中に、今の僕たちがこれから生きる上での大事なヒントがあると思います。自分たちの国には、こういう文化があるんだということを、番組を見て、多くの人に知ってもらうきっかけになれば嬉しく思います」とコメント。また、「役者として演じる際に使っている刀が、本物はどのように作られているのか。玉鋼が生み出される瞬間を目の当たりにでき、職人さんの思いを知り、今後の役づくりにいかせる貴重な経験をさせていただきました」と語った。
「たたらの國 奥出雲」は、JNN(TBS)系列28局による「JNN企画大賞」の受賞作品。山陰放送による制作は2022年の「未来をつくる島ホテル」以来2度目となる。放送後にはTVerでの見逃し配信も予定されている。