三重県は6日、南海トラフ地震臨時情報が発表されてからはじめての総合図上訓練を行い、職員らが巨大地震への対応手順について確認しました。 　訓練は三重県南東沖を震源とするマグニチュード8以上の巨大地震が発生し、県内で最大震度7、沿岸部全域で大津波警報が発表されたという想定で行われました。 　はじめに、災害対策本部会議が開かれ、東京へ出張中という想定の一見知事がオンラインを通して、幹部職員らに対応手順を指示しました。 　訓練には県や市町の職員をはじめ、自衛隊や津地方気象台など38の関係機関も参加。去年開設されたオペレーションルームなどを活用して、被害情報の収集や人命救助の要請を行うなど、それぞれが連携し合って丁寧に情報共有を図っていました。 　関係者は「今、非常に防災意識が高まっているなかで、緊張感を維持したまま今日の訓練を迎えている。県民の皆様におかれましても、引き続き日頃の備えなどしっかりと進めてほしい」と話しています。