「ETCバーが開かない!」どうすればいい? 「絶対NG行為」は同じ、けど車とバイクで対処が違う!?
クルマはとにかく係員を待つ! バイクは?
通常はノンストップで高速道路の料金所を通過できて便利なETCですが、ETCカードの挿入忘れや挿し込み不良、機器同士の通信に不具合が生じたなどで、バーが開かず通れないときがあります。その際はどのような対応をした方がいいのでしょうか。 【予想外の動き!?】これが、クルマがぶつけても壊れないETCレーンのバーです(写真) NEXCO西日本によると、入口料金所でバーが開かなかった場合は、慌ててバックしたり車両から降りてレーン間を移動するのは、「危険なのでしないでください」と注意を呼びかけています。正しい対応はレーンにあるインターホンで連絡し、係員が対応するまでその場で待つ、とのこと。 係員から通行券を受け取った後は、バーを開けてもらい、高速道路を走行し出る場合は出口料金所で「ETC/一般」または「一般」の表示のあるレーンを利用し、通行券とETCカードを渡します。 出口料金所でETCレーンが開かなかった場合は、やはり係員が料金支払いの対応のために赴くまで、バックで動くといった行動はしてはいけません。場所によっては、料金所事務室で支払いの手続きをするケースもあるようです。 また、二輪車の場合は若干対応が違います。ETCのバーが開かなくても停まらずに、そのまま開閉バーを避けてETCレーンから退避して高速道路を走行し、出口料金所で「ETC/一般」または「一般」の表示のあるレーンを利用、そこで係員に対応してもらうのが適切とのことでした。 ちなみに、JAFの調べによると、バーが開かない原因の約65%は「ETCカードの差し忘れや差込み不足」にあるそうです。意図的に料金を払わずに突破する違法な車両も含みますが、EXCO西日本管内の交通量交通量が多いインターチェンジでは、多いときに1日で5回以上もバーにクルマが当たることがあるそうで、勢い余ってバーを破壊しないように、必ず20km/h以下での走行を心がけた方がよさそうです。 仮に誤ってバーが開かない状態でクルマを走らせてしまった場合、料金所に伝えるか後で道路会社に連絡をしないと、通行料金未払いのままになり、「不正通行」として取り扱われる場合もあります。
乗りものニュース編集部